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太陽光発電システムには、独立型・系統連系型・ハイブリッド型の3種類があります。ここでは、太陽光発電システムの3つの種類についてそれぞれ解説します。
独立型の太陽光発電とは、電力系統が電力会社の送電網に接続されていない太陽光発電システムのことをいいます。英語で「オフグリッドシステム」とも呼ばれています。
独立型の大きな特徴は、電線とは連携していないという点です。そのため、発電した電力をすべて自家消費するしくみであり、電力会社に売電することはできません。電線のない場所でも発電ができるため、キャンピングカーなどに用いられます。
独立型では、すべてを自家発電による電力で賄わなければならないため、余剰電力を蓄えるためのバッテリーが必要です。昼間に発電した電気をバッテリーに蓄え、夜は蓄えた電気を使用することで電力の自家消費ができます。そのため、独立型で利用する蓄電池には、前述したような蓄えに対応できる容量が求められます。
系統連系型の太陽光発電とは、電力系統が電力会社の送電網に接続されている太陽光発電システムです。英語のカタカナ表記で「オングリッドシステム」とも呼ばれます。
系統連系型では、発電した電力を自家消費するだけでなく、「余剰電力を電力会社に売る」ことができます。すると、電気代の節約以外にも収入が得られることになり、長期的になると太陽光発電システムを設置した費用分が回収できるためお得です。
独立型では蓄電池が必須でしたが、系統連系型の場合は蓄電池が必ず必要ということはありません。ただし、メーターや計量ユニットなど電気量を計測するための機器が必要です。
ハイブリッド型は、独立型と系統連系型の良いところを組み合わせた太陽光発電システムです。
ハイブリッド型は、太陽光発電システムと蓄電池をセットで設置し、電線とも接続できます。昼に発電して余った電気を蓄電池に貯めておき、夜にその電気を使います。その際に発電量が足りない時は、電線を通じて買電ができます。ハイブリッド型ではいつでも買電ができるため、独立型のように容量の大きな蓄電池は必要ありません。ただし、ハイブリッド対応の蓄電池が必要となり、独立型や系統連系型に比べて導入にコストがかかる傾向にあります。
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